デ・パルマ監督が真骨頂のサスペンスに回帰した理由「夢の世界に完全犯罪の手順を織り込む」
映画『パッション』のブライアン・デ・パルマ監督ブライアン・デ・パルマ監督が真骨頂と言えるサスペンスのジャンルへ復帰した『パッション』が10月4日(金)より公開される。熾烈なアイディア競争が展開されるスマートフォンの広告業界を舞台に、キャリアアップを狙う重役と有能な部下をめぐる攻防が殺人事件へと発展していく様をスリリングに描いている。レイチェル・マクアダムスとノオミ・ラパスという現在勢いのあるふたりの...
View Article「初公開の自筆のメモからマリリンを理解していくことは、自分自身を発見する旅でもあった」
映画『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』のリズ・ガルバス監督初公開となる自筆のメモや詩、手紙をもとに大女優の内面に光を当てるドキュメンタリー『マリリン・モンロー...
View Articleカプセルの中に詰まったグローバリゼーション『マイク・ミルズのうつの話』監督インタビュー
スカイプで質問に応じるマイク・ミルズ監督10月19日(土)から公開の映画『マイク・ミルズのうつの話』は、グラフィックデザイナーとして知られ、『サムサッカー』(2005年)、『人生はビギナーズ』(2010年)で映画監督としても高い評価を受けているマイク・ミルズが、東京に住む5人の抗うつ剤服用者を追ったドキュメンタリーだ。原題の『Does Your Soul Have A Cold?...
View Article『トランス』ダニー・ボイル監督語る「意識と無意識どちらが人の心を支配するのか」
映画『トランス』のダニー・ボイル監督『トレインスポッティング』『スラムドッグ$ミリオネア』などで知られるダニー・ボイルの最新作『トランス』が10月11日(金)より公開される。主人公サイモン役に、日本でも公開を控える『フィルス』などその確かな演技とカメレオンぶりに定評のあるジェームズ・マカヴォイを迎え、記憶を失ってしまった男の潜在意識に入り、消えた絵画を探し出すという設定をスリリングかつスタイリッシュ...
View Article『マイク・ミルズのうつの話』公開、ミルクマン斉藤氏による「オール・アバウト・マイク・ミルズ【映像編】」
『マイク・ミルズのうつの話』のマイク・ミルズ監督 ©Sebastian Mayer映像作家マイク・ミルズが日本のうつを抱える5人の若者の生活を記録したドキュメンタリー『マイク・ミルズのうつの話』が10月19日(土)よりロードショー。公開を記念して、ミルクマン斉藤氏が彼の作品に共通するメッセージを、これまでの映像作品を通して解説する。『サムサッカー』の日本公開直前、2006年6月26日。Apple...
View Articleマイク・ミルズ監督「〈落ち込んでいると感じてはいけない〉という社会の声があっても、自分に正直になること」
原宿VACANTにて開催された映画『マイク・ミルズのうつの話』先行上映イベントにて...
View Articleロサンゼルスのホラー短編映画祭Visceraが日本にも出現、東京スクリーム・クイーン映画祭
東京スクリーム・クイーン映画祭上映作品『ドール』より世界から集められた、女性監督によるホラー&ダーク・ファンタジーの短編作品を上映するイベント、東京スクリーム・クイーン映画祭が10月26日、27日の2日間、渋谷アップリンク・ファクトリーで開催される。東京スクリーム・クイーン映画祭は、毎年アメリカ・ロサンゼルスで行われている女性ホラー監督が手掛けた短編作品を集めたViscera映画祭の姉妹映画祭として...
View Article『ダイアナ』オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督語る「彼女は挑戦し闘うメスのライオンだった」
『ダイアナ』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督1997年8月31日に交通事故で亡くなった元英国皇太子妃ダイアナの人生を描く映画『ダイアナ』が10月18日(金)より公開される。『ヒトラー...
View Article「精神的テロリスト」岩名雅記監督が新作『うらぎりひめ』で描く現代日本の縮図
映画『うらぎりひめ』より映像作家・舞踏家の岩名雅記の第3作目となる映画『うらぎりひめ』が10月26日(土)より渋谷アップリンクで公開される。舞台女優/文筆家として成功を収めた86歳の女性のモノローグを起点に、日本が経験した戦争の歴史そして東日本大震災後の日本社会の空気を重ね合わせ、独自の物語を紡いでいる。自身の原風景について、そして「声に出して言う」ことのエネルギーについて、岩名監督が語った。第二次...
View Articleグラスゴーの伝説的バンド・BMXバンディッツのドキュメンタリー、渋谷アップリンクで上映
インタビューに答えたBMXバンディッツのダグラス・T・スチュワート11月3日、4日の2日間、渋谷アップリンクにてグラスゴーの伝説的バンド、BMXバンディッツの歴史を辿るドキュメンタリー映画『SERIOUS...
View Article民族紛争が続く東ヨーロッパに生きる、ひとりの女性の〈私的な戦争〉を描く『ある愛へと続く旅』
映画『ある愛へと続く旅』のセルジオ・カステリット監督民族紛争の続く90年代のボスニア、クロアチア、そしてイタリアを舞台に、ひとりの女性の生き方を描く映画『ある愛へと続く旅』が11月1日(金)より日本公開となる。16歳の息子そして夫とローマで暮す女性ジェンマは、旧友からの誘いで青春時代を過ごしたサラエボを訪問。彼女はそこで自身の過去を回想する。当時彼女はアメリカ人の写真家ディエゴと恋に落ち、代理母の助...
View Article「ネオリアリズモから個人的なマジックレアリズモに羽ばたいていく記録としても『街の恋』は観る価値がある」(菊地成孔)
左より、菊地成孔、岸野雄一、ヴィヴィアン佐藤フェデリコ・フェリーニ、ミケランジェロ・アントニオーニの監督作を含む、イタリアのオムニバス映画『街の恋』が8月23日にIVCより、DVDとブルーレイ化され発売となった。この発売を記念し、豪華ゲストをむかえての上映&トークイベントが9月7日(土)、8日(日)にアップリンクにて、2日間にわたり行われた。一日目はライナーノーツに「ヤッベえなあこれ。クッソ面白えわ...
View Articleたまたま撮れたものが「自然」ではない。『街の恋』には素人が芝居をすることで生まれるリアリティがある
左より、松江哲明監督、冨永昌敬監督、吉田アミフェデリコ・フェリーニ、ミケランジェロ・アントニオーニの監督作を含む、イタリアのオムニバス映画『街の恋』が8月23日にIVCより、DVDとブルーレイ化され発売となった。この発売を記念し、豪華ゲストをむかえての上映&トークイベントが9月7日(土)、8日(日)にアップリンクにて、2日間にわたり行われた。菊地成孔氏、ヴィヴィアン佐藤氏、岸野雄一氏を迎えて行われた...
View Article「同じ映画の中でフィクションの要素とノンフィクションの要素、両極を考えてもらうことが好きなんだ」
映画『いとしきエブリデイ』のマイケル・ウィンターボトム監督刑務所に収監されている父親と4人の子供、そして子供たちをひとりで面倒をみる妻の5年間の日々を細やかなディティールで描くマイケル・ウィンターボトム監督の『いとしきエブリデイ』が11月9日(土)より公開される。『ひかりのまち』(1999年)のシャーリー・ヘンダーソンとジョン・シムを両親役に、音楽にマイケル・ナイマンを迎え、なにげない家族の日常の描...
View Article「『フィルス』は自分の愛を失った男が自己の尊厳を取り戻すラヴストーリーなんです」
『フィルス』のジョン・S・ベアード監督『トレインスポッティング』の原作者アーヴィン・ウェルシュによる小説をジェームズ・マカヴォイを主演に迎え映画化した『フィルス』が、本国イギリスでのヒットに続き、11月16日(土)より日本でもロードショー公開される。ジョン・S・ベアード監督に、ウェルシュとの共同作業、そして制作のプロセスについて聞いた。女性から指示される理由──...
View Article『フィルス』ジェームズ・マカヴォイ語る「ブルースの内部にある脅迫感をそのまま演じようと思った」
映画『フィルス』のジェームズ・マカヴォイ幅広い役をこなすその演技力が高く評価されている俳優ジェームズ・マカヴォイが、裏工作や不正申告、アルコールやコカインに手を染める悪徳警官役に体当たりした映画『フィルス』が11月16日(土)より公開される。『トレインスポッティング』のアーヴィン・ウェルシュによる原作をスコットランド出身の気鋭ジョン・S・ベアード監督が映画化した今作にどのように挑んだのか聞いた。テー...
View Article「メニュー偽装は氷山の一角、その奥にある食品の生産過程や安全性を問題にすべきです」
映画『モンサントの不自然な食べもの』より私たちの食生活を脅かす原因のひとつとして、TPP参加問題をきっかけにあらためて論議の対象となっている遺伝子組み換え食品。その世界市場を支配するグローバル企業の実態を描くドキュメンタリー映画『モンサントの不自然な食べもの』が11月15日、DVDでリリースされる。2012年に公開されロングランを記録した今作の公開の後、日本、そして世界はどう変わったのか、『遺伝子組...
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